| 読書中 | 日本代表・李忠成、北朝鮮代表・鄭大世 | 古田清吾+姜成明 |
| ★★★ | 感じる科学 | さくら剛 |
| 物理学者でもない著者が、相対性理論、量子論、進化論、などを分かりやすく面白く解説した本です。専門家ではないからこそ、うまくツボを押さえて書いています。以下の二つは、二・三冊相対性理論の本を読んで鱗が落ちなかった私の目を見開かせてくれました。もう一度、もう少し深い内容の本に挑戦しようという気になりました。 光は、どんなスピードのものと比べてもそのものより常に秒速30万キロメートル分速く進んでいるのです。(p.39) この宇宙では、光速度が変わらない代わりに、光速度を変えないように時間と空間が変形しているのです。(p.41) 面白く書こうという思いが、上滑りしている所もありますが、以下はナカナカだと思います。 私たち(の子孫)は、太陽系だけでなく銀河系自体からも脱出を図る必要があるかもしれないのです。なぜなら、現在の銀河の動きから予測すると、およそ50億年後には私たちの銀河はアンドロメダ銀河と衝突すると考えられるからです。/衝突の結果甚大な被害が出るのか、それとも案外無事にすれ違うことができるのか、それはまだ今の時点ではわかりません。しかし仮に衝突を避けるため直径15万光年の天の川銀河から脱出を図るとしたら、アポロのスピードで50億年近くかかりますのでもうそろそろ出発しないと間に合いません。(p.240) 多くの生物はオスを選ぷ権利をメスが握っています。まあ、人間の場合もだいたいそうですよね……。/その結果、特に一夫多妻制が当たり前の動物の世界ではモテない個体は子孫を残せず、モテるやつだけがどんどん子どもを作るため、いずれその種のオスはメスの好みの形をした個体ばかりということになるのです。/でも、それならもうそろそろ人間の男もイケメンぱかりになっていないとおかしいのに、いまだに我々には厳しい個体差があるのはなぜでしょう。実に不思議です。不公平です。/あまりこういうことを言うのは良くないかもしれませんが、ここだけの話、小さい声で言いますが、これは一夫一妻制の弊害かもしれません。一夫一妻で誰でも子孫を残せるようにしてしまったら、自然選択による進化が働かないですからね……。その点一夫多妻制ならきっちり生物として自然な形で進化していけるので、この際人類のために日本も一夫多妻制を導入したらいいのにね……なんてことは私はこれっばっちも思っていません。本当にまったく思っていません。そんなことを世界で一番思っていない人間がこの私です。(p.264〜p.265) |
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| ★★ | 私が弁護士になるまで | 菊間千乃 |
| アナウンサーが弁護士に、へ〜、と思って読みました。ちょっと前、未成年のタレントと飲酒をしたということで話題になった人だということを家族から聞きました。本文でもちょっとふれられています。それとは関係なく、弁護士を目指していたようです。割と飾らずに率直に書いているという印象を受けました。司法試験に受かるための努力の凄さに、想像はしていましたが、驚きました。受かってからの修習生の研修内容も興味深いものです。これからどんな活躍をするのでしょう。 |
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| ★★ | 日本の田舎は宝の山 | 曽根原久司 |
| 全国各地域を歩く中で、日本の農村に眠る膨大な資源の実態が明らかになってきました。日本の農村には資源、すなわち「宝」が膨大にありました。これらの農村資源を活用すれば、私は合計10兆円の産業と100万人の雇用創出が可能だと考えています。(p.13) プロローグにこう書いてあります。簡単に言えば、これに向かって行なっている実践を書いたものと言えるでしょう。説得力がありそうです。そうです、と言うのは、経済に疎い私には判断出来ないことが多いからです。数字がポンポン出てくるのですが、現実的にとらえることが出来ません。逆に数字が具体性に欠けることもあります。世界第2位の森林率を誇る、と言う表現が何度も出てきますが、日本の森林面積が世界と比べてどうなのかには言及がありません。まあ私に判らなくても、この本の主張が適切であれば、世の中、その方向に進むでしょう。そしてそれはいいことのように思われます。 |
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| ★★ | 官邸から見た原発事故の真実 | 田坂広志 |
| 著者は、2011年3月29日から9月2日まで、内閣官房参与として、原発事故への対策、原子力行政の改革、原子力政策の転換に取り組んだ。原子力工学の専門家として、これまで原発を推進して来た側の人間として、この本を書いている。本のタイトルを見て、どの様な真実が明かされるのか期待して読みました。 原発事故の後、現在、「最大のリスク」は何でしょうか?/それは、明確です。/「根拠の無い楽観的空気」/それが、最大のリスクです。(p.20〜p.21) 原子力の「安全思想」の落し穴/何でしょうか?/「想定外」という落し穴です。/正確に言えば、「技術的」に、どれほど安全な対策を施していても、「人的、組織的、制度的、文化的」な要因から、技術者が「想定」していなかったことが起こるという落し穴です。/もとより、安全設計において技術者は、「起こり得る全ての事態」を想定しているはずなのですが、先ほどのJCOの事故に象徴されるように、「想定を超えた事態」や「想定もしていなかった事態」が、現実には、しばしば起こるのです。/すなわち、言葉を正確に使うならば、安全設計において技術者が行っているのは、「起こり待る全ての事態を想定している」のではなく、「想定し得る全ての事態を想定している」に過ぎないのです。従って、その技術者、もしくは技術者集団の「想像力」を超えた事態は、「想像」もされなければ、「想定」もされないのです。(p.75〜p.76) この引用のように著者が、今まで一般人が知らなかった情報を開示したり(守秘義務があるのでしょう)、格段に素晴らしい発想をしている訳ではありません。結論的に述べられている、廃棄物の問題にしても、今更という感じがしないでもありません。ただ、専門家に理路整然と言われると、とても説得力があります。ちょっと残念なのは、「政界、財界、官界のリーダーの方々」、と言う呼びかけが多く、「国民の信頼」というキーワードに具体性が欠け、最終的な方向性が示されていない、ということです。 |
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| ★★ | 味写入門 | 天久聖一 |
| 味写、とは、味な写真のことだそうです。デジカメが普及する前、写真はいったん現像しプリントしないことには出来が判らなかった時代、アルバムに貼られることの無かったボツ写真が出たものでした。そんな写真をあとから眺めると、意外に味な写真があるものだ、と著者が集めたもの、というか、著者の呼びかけに応募してきたものが、この本に収めてあります。確かに、意図しない、偶然の面白さがあります。また、その写真に付けてあるコメントが傑作です。 「無い」と題された写真。どんな写真家は以下を読むと判ります。なにも無い檻を見つめるおじさん。おじさんの眼差しは自己の内面に向けられている。そのおじさんを見つめる私たちもまた、おじさんを通して自己の内面を見つめている。なにも無い檻は、空虚な私たちの内面を暗示している。(p.68) 汚れちまったサイコロに、というタイトルの写真。ゴミの山にサイコロ(小堺一機が司会している「ライオンのごきげんよう」という番組で使っているもの、に見えます)がのっかている。 徹夜で飲んだ朝帰り、鼻白んだ街角で見つけたおなじみの六面体。聞いてくれる相手もない早朝のサイコロトーウ。あの夜、君に言えなかった恋バナを、さあどこから話そうか? 汚れちまったサイコロに、今日も小雪の降りかかる。汚れちまったサイコロに、今日も風さえ吹きすぎる・・・・・・。(p.106) 中原中也調が、笑える。 |
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| ★★ | 日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり” | 山田昭男 |
| 日本でいちばん大切にしたい会社3、という本でも紹介されていた、未来工業、の創業者が書いたもの。当事者が書いたものだから、同じ会社のことでも切口が違っていて面白かった。カバーにも書いてあるヘンなきまり――休日数日本一、報連相禁止、命令禁止、70歳定年、全員参加の海外旅行(この旅行、社員が企画するそうです)。仕事をする上で大切なこと――徹底した差別化――よそと同じものなら作らない、儲かっていない会社と同じことはしない、日本一(初)にこだわる、常に考える。そして、目次から言葉を拾うと、この本の大凡の内容が分かります。社員に任せる、“餅”を配ってモチベーションを上げる。利益を生む小さな倹約、社員が喜ぶ大きな浪費、社員がしあわせなら会社は儲かる。豪快な語り口で、全てに共感できるわけではないが、ナルホドと楽しく読めました。 日本企業の一番ダメなところは、「いいモノを安く」というスローガンだ。これが衰退の元凶だと俺は思う。/日本にある会社の100%は、金儲けを考えている。商売というのは金儲けが目的だから。そう考えないで「社会貢献だ、なんだ」というのはボランティア。NPO(特定非営利法人)でやればいいことだよ。/その金儲けをしたい経営者たちが謳うのが、「いいモノを安く」という言葉だ。/しかし、俺は、いいモノを安く売ってどうやって金が儲かるのか? と言いたい。そういう経営者はどうかしているよ。(p.104) 成果主義のダメなところは、人間が人間を評価するところだよ。/人間には感情がある。誰だって、虫の好かない奴に良い評価を付けるわけがないんだから。(p.110) |
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| ★★★★ | つぎはぎ仏教入門 | 呉智英 |
| 久し振りに読み応えのある本だった。今の私の読書態度では、理解するのが困難な本と言った方がいいかもしれない。仏教に纏わり付いている虚飾を剥がし、本質をさらけ出している。いや、仏教に限らず手当たり次第という感じである。特に、キリスト教を対比させ、論じることが多く、色々なことを考えさせられた。この本をもう一度読むか、別の本を探すか、そして、仏教について、宗教について、自我について、もっと追求してみよう。 釈迦出生の奇瑞(きずい)は釈迦出生を荘厳(しょうごん)するための神話表現であって、仏教哲学の本質部分でほない。これがキリスト教の場合は、そうではない。全体が神話という物語によって構成されている。神が万物を創造し、人間は罪を犯し、イエスが礫刑によってその罪を償う、というすべてが神話(物語)であり、論理的検討はそもそもありえない。これを信ずるか否かが一切である。万巻の書物を読んだ神学者より、無学でもただイエスを信じる農夫の方が救いに近い。無学な農夫どころか、知能に障害のある子供でもイエス像の前でただ無心に微笑むだけで救いはある。しかし、仏教ではそうでない。「智慧による解脱」を目的とするからである。/このように理知的な宗教であることは、宗教としては決定的に弱点となっている。宗教として広汎な人々の信仰を得るには、感動的で分かりやすい物語である神話を教義とした方が有利に決まっている。(p.103〜p.104) ここ十年はどの新語で嫌な言葉の筆頭がこの「上から目線」である。そもそも「目線」という言葉はテレビ業界などの俗語で、あまり品が良いものではないが、それはさて措こう。「上から目線」が嫌なのは、上から目線であることが嫌なのではない。上から目線だと言えばそれで何かを批判できたと思う怠惰な精神が醜悪なのである。上に立つ者が上から目線であるのは当然ではないか。それのどこがいけないのだろう。社会全体の平準化圧力に同調していることを批判精神と勘違いした幼稚で甘えた連中の口にする言葉である。こんなものが批判の言葉として成り立つのは文明の衰弱以外の何ものでもない。(p.180) 現代病と総称される病気がある。高血圧、糖尿病、癌など、豊かさと便利さの中で増加した病気である。しかし、最もたちの悪い現代病は「自我という病」ではないのか。現代社会が爛熟した二十世紀の終わりごろから社会問題となっている「引きこもり」「ニート」「俺様化(おれさまか)」などのことである。これらは、動脈や膵臓や胃など臓器に起きる病ではなく、自我に起困する病である。さらに考えれば、自我は自我であること自体既に病であるのかもしれないと思えてくる。有限の自我を無限であると思い込み、現象であるはずの自我を実体であるとして固執するのは、当の自我自身である。(p.182〜p.183) |
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| ★★★ | 経営者・平清盛の失敗 | 山田真哉 |
| 大河ドラマに便乗してアタリを狙った著作か? この著者のこれまでの作品を振り返るとそう思ってしまう。ただ、どれも面白い。私が読んだのは、『女子大生会計士の事件簿』シリーズ2冊、『さおだけ屋は何故潰れないのか』、『食い逃げされてもバイトは雇うな』『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』。タイトルを見るだけで、ヒット狙いが見え目だ。 で、この本だが、さらに面白い。歴史の専門家はなんというか分からないが、面白い。経済的な視点から、平家や平清盛を見ていく。ナルホドと思うことがたくさんある。日本で使われた貨幣のことなんて考えたことも、教わったこともない。ただし、面白いことは面白いが、歴史解釈に誤りがあるのではないかと思うところもある。専門家の意見も聞きたい。 |
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| ★★ | グロービッシュ ジャン=ポール・ネリエール/ディビッド・ホン | |
| GLOBAL ENGLISH 繋げて、グロービッシュ。簡単に言うと、英語を基にした、世界中の人がコミュニケーションのために使える言語、ということだ。英語ではあるが、単語数や用法、文法などを制限し、コミュニケーションの「道具」としての役割だけを負わせる。この本自体がグロービッシュの実践となっている。本を開いた左側がグロービッシュ、右側がその日本語訳となっている。確かに分かりやすい。日本の大学生なら、いや、高校生でも理解出来るのではないか。エスペラントの試みがうまくいかない今、英語が事実上世界共通語となろうとしている今、この試みはいいかもしれない。でもやはり英語、というところには引っかかりを持つ人が多いかも。 グローピッシュは、ツール(道具)以上になることは目指しておらず、だかろこそ、英語とは異なるのだ。英語は文化的な言葉である。とても豊かな言葉だ。ひとつのことを表現するのに20もの単語が当てはまる場合もある。さらに、そうした単語を、長い、長い文章の中で使う方法が山ほどあるのだ。英語を残さず学ぶことは一生の仕事ではあるが、大きな見返りもある。英語をしっかりと学んでいる人は、豊かな文化の世界を探究できるのだ。そうした人は英語をたくさん学び、身につけたもので、様々なことができる。/しかしグローピッシュは、そうした高みを目指してはいない。ただ必要な分だけでよいのだ。(p.51) |
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| ★★★★ | 感染症と文明 | 山本太郎 |
| 感染症を中心に人類の歴史を分析したもの、と言えるだろう。何処かで読んだことがある内容があると思ったら、ジャレット・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』だった(p.87)。人類の歴史は病気との闘いであり、人が自然な生き方から離れるほどに様々な病気が出てきたようだ。さらに、病気の克服は一時的なものでしかなく、将来どうなるか予測もつかない、という記述には空恐ろしいものを感じる。この本のサブタイトルが、共生への道、となっているのは、病原菌との共生であり、その根絶がどういう結果をもたらすか分からないことに対する警告である。 環境が変化すれば、一時的な不適応が起こる。変化の程度が大きいほど、あるいは変化の速度が速いほど、不適応の幅も大きくなる。農耕の開始は、人類にとって環境を一変させるほどの出来事であった。長い時間のなかで、比較的良好な健康状態を維持していた先史人類は、農耕・定住を開始した結果、変化への適応対処に苦慮することになり、その苦慮は現在も続いている、ということなのかもしれない。(p.38) 長期にわたって進行する健康損失は、問題が顕在化するまでわからないことも多い。例えば天然痘根絶計画についても、この計画の成功が病原体と宿主を含む生態系にどのような影響を与え、長期的に人類の健康にどのような影響をもたらすことになるのか、現時点では誰にもわからない。(p.152〜p.153) 適応に完全なものはありえないし、環境が変化すれば以前の環境への適応は、逆に環境への不適応をもたらす。その振幅は適応すればするほど大きくなる。(略)過ぎた適応による副作用は、社会文化的適応にも見られる。狩猟がうまく行きすぎると、生態系のバランスは崩れる。牧畜がうまく行きすぎても牧草地は荒廃する。/ある種の適応が、いかに短い繁栄とその後の長い困難をもたらすか。/感染症と人類の関係についても、同じことが言えるのではないかと思う。(p.192〜p.193) |
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| ★★★ | 下町ロケット | 下井戸潤 |
| 物語を読む理由の一つは、虚構空間において現実には出来ない経験が出来ることだろう。その意味で、この本は素晴らしい。宇宙開発機構の技術者がロケット打ち上げ失敗のため退職し、実家の町工場を継ぐ、というところから物語りは始まる。この主人公がロケット開発に欠かせない特許を取っていたことから、実に様々な事態が発生する。あまりによく出来た虚構世界なので、本当にこのようなことがあるのか、と多少疑問を感じるところもないではないが、見事に感情移入して(させられて)、大いに心を動かされた。最近涙腺が弛みやすくなっているようだ。ただ、この種の本に変な要求をしてはいけないのかも知れないが、楽しんだ後、その先に見えるものがないのは残念である。 |
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| ★★ | チーズは探すな! | ディーパック・マルホトラ |
| 世界2400万部のベストセラーに異議あり! と帯に書いてあります。「チーズはどこへ消えた?」に反論する本です。英語のタイトルは、Who Moved
My Cheese? に対して、I moved Your Cheese! です。原書はどうか分かりませんが、日本版は体裁もそっくりで、悪乗りというか、前書の売れ行きに便乗しようという意図が見え隠れします。 二書を対比すると、ネズミ2匹とこびと2人:ネズミ3匹、処世訓:哲学書、といった所でしょうか。迷路や壁などが暗示するものも違っています。そもそも前書ではその存在を問題視していません。 読みながら、時代の変化を感じました。この十年ほど、世界は大きく変わりました。この変化がこの二書の違いではないかと感じたのです。変化し混迷する現代、この本は今を反映していて、これからを生きる術を提示出来ていないのではないでしょうか。いや、その様な術を提示出来る世の中ではなくなったと言うべきなのかも知れません。 この世の中には、 マックスのように大きな目的をいだいた者たちがいる。 ゼツドのように制限を受け入れない者たちがいる。 ビッグのようにとにかく力強い者たちがいる。 あなたはどうだろう? あをたの物語を始めてください。(p.89) |
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| ★★★ | 日本でいちばん大切にしたい会社3 | 坂本光司 |
| タイトルにあるように、このシリーズ三冊目。書いてあることが真実だとしたら(と、こんな条件を付けてしまうが)、素晴らしい会社があるものだ。今回は七つの会社が紹介されているが、なんといっても最後に登場する、清月記、が凄い。東日本大震災――ご遺体の仮埋葬・掘り起こしで人間の尊厳を守りぬいた葬儀社、というサブタイトルが付いている。この震災については色々な報道がなされているが、この方面については初めて知った。 12月28日警察の発表で、行方不明者が、3468人、少しずつこの数字が減っていくのを見ながら、地道に活動している人がいるのだろうと思っていたが、葬儀については考えてもみなかった。この会社の仕事を知って、本当に頭の下がる思いです。さらに葬儀だけではなく、仏壇をなくした人たちのために、1500のミニ仏壇を無償で提供したということ、そして、この仏壇を納品したメーカーがこのことを知り代金はいらないといったこと、感動的な話がつながっていきます。 他の6社も貴重な会社だと思います。日本の将来に不安を持っている方、読んで下さい。 |
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| ★★ | チーズはどこへ消えた? | スペンサー・ジョンソン |
| 10年ぐらい前に読んだ本だが、最近出た「チーズは探すな!」を読む前に、復習しようと思ったのです。 敢えて一言で要約すると、世の中の変化に対応しなければいけないということ。 人は変化に対応することができるようになるのだ。それは―― 物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、すばやく動くこと。 問題を複雑にしすぎないこと。恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。 小さな変化に気づくこと。そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備、夏ことができる。 変化に早く適応すること。遅れれば、適応できなくなるかもしれない。 最大の障害は自分自身の中にある。自分[この二字に傍点]が変わらなければ好転しない―― (p.65) では、「チーズは探すな!」を読んでみます。 |
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